「バレエ教育現場との連携による日本におけるバレエ教育システムに関する研究」
文部科学省 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
バレエ教育現場との連携による日本におけるバレエ教育システムに関する研究
(2008~2012年度)

事業内容

研究目的

本プロジェクトは、国内で唯一、バレエ専攻コース・附属バレエ教室および附属バレエ研究所を併せ持つ大学としての独自性を活かし、日本のバレエ教育現場の実態の把握および課題の解決とバレエをめぐるよりよい社会的環境の実現に向け、日本に適した実践的かつ効果的なバレエ教育システムを提案することを目的として実施いたしました。
 
また、本プロジェクトを通じて、バレエ教育現場とこれまで領域別に行われてきたバレエ教育研究が有機的に統合された研究体制が構築されると同時に、世界各国のバレエ学校・バレエ団および国内外のバレエ関連団体とも連携し、日本の未来のバレエ文化を担う優れた人材の養成を目指します。

研究の概要

本学のバレエ関係の教員に加え、学外研究者およびバレエ教育現場で活躍する指導者らが主体となって研究チームを組織し、以下の4領域において多角的なアプローチによる調査研究を実施しました。

1.バレエ環境研究グループ  (日本のバレエ教育に関する全国調査)
2.教育方法研究開発グループ (バレエダンサーの身体、心理、栄養の研究)
3.国際交流研究グループ   (海外のバレエ教育の研究)
4.アーカイブ研究グループ  (日本のバレエ教育に関する聞き取り調査とデータベース構築)


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プロジェクトメンバー

プロジェクト統括者小山 久美バレエ研究所 所長、昭和音楽大学短期大学部 教授、
スターダンサーズ・バレエ団 総監督
アドヴァイザー石井 清子東京シティ・バレエ団 評議員
海野 敏東洋大学 教授(情報学、メディア研究、舞踊評論)
牧 阿佐美新国立劇場バレエ研修所 所長
プロジェクト研究員市瀬 陽子聖徳大学 准教授(古典舞踏、舞踊史、身体教育学)
稲田 奈緒美昭和音楽大学 准教授(舞踊史、身体文化、舞踊評論)
大岡 直美昭和音楽大学 専任講師(バレエ教育)
糟谷 里美昭和音楽大学 専任講師(舞踊分析学、舞踊教育学)
勝川 史憲慶應義塾大学スポーツ医学研究センター 教授(内分泌代謝学、スポーツ医学)
澤田 美砂子日本女子大学 助教(身体教育学、舞踊教育学、舞踊心理学)
杉本 亮子昭和音楽大学 講師(動作学、ボディコンディショニング)
鈴木 晶法政大学 教授(バレエ史)
髙橋 あゆみバレエ研究所 嘱託研究員
武田 純枝東京家政大学 教授(臨床栄養学、栄養療法論、応用栄養学)
広渡 勲昭和音楽大学 客員教授(アートマネジメント)
水村 真由美お茶の水女子大学 准教授(身体運動科学、運動生理学)
村山 久美子昭和音楽大学 講師(舞踊史、舞踊評論)
譲原 晶子千葉商科大学 教授(表現論、舞踊論)
(2011年8月時点)[五十音順]

評価体制

本プロジェクトに対する評価体制は、昭和音楽大学が設置する点検評価委員会による自己点検・自己評価と、外部評価委員による外部評価から構成されています。
前者については、点検評価委員会における検討を経て、本プロジェクトの活動内容、自己評価、および改善・向上策が、「自己点検・自己評価報告書」で年度ごとに公表されます。詳しくは本学ホームページをご覧ください。 また、外部評価は以下3名の学外専門家によってプロジェクトの中間年と最終年に実施されます。
外部評価委員薄井 憲二 氏      日本バレエ協会会長、舞踊評論家
小林 常吉 氏      前新国立劇場バレエ研修所主管
佐々木 涼子 氏     東京女子大学教授、舞踊評論家

(2011年8月時点)[五十音順]