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大学院 音楽研究科

概念図本大学院音楽研究科修士課程は、音楽とその関連分野における高度な専門教育を行います。専門領域での研究・実践を通じて各々の分野に貢献し、さらには文化・社会の発展に寄与する人材の育成を目指します。
個々の学生の必要に応じた研究がよりスムーズに行われるように、平成23年度から、優れた技術と表現力・コミュニケーション能力の修得を目指す「音楽芸術表現専攻」、および音楽を通じて社会に貢献することを目指す「音楽芸術運営専攻」の2専攻を設置します。新体制のもと、現代の社会や音楽界のニーズ、また学生の多様なキャリアの可能性に応える新しいカリキュラムが編成しています。

専攻内容

音楽芸術表現専攻

演奏を主体とする専攻で、声楽(オペラ)、器楽をはじめ、作曲、指揮を学ぶことができます。 より深い知識の習得と研究を通じて高い音楽性を持った人材の育成を目指します。

  • 声楽(オペラ)
  • 声楽(オペラ)では、オペラを二年間総合的に研究し、修了公演の舞台へと結実させます。  
    本学が長年蓄積してきたオペラの伝統と経験を生かしつつ、歌唱、演技、台本研究など、理論・実践の両側面から研究を行います。
  • ピアノ 弦・管・打楽器 電子オルガン
  • ピアノ、弦・管・打楽器、電子オルガンでは、ソリストとしての高度な専門技術の修得に加えて、音楽様式を踏まえた奏法や、アンサンブルの研究を行います。ピアノの場合は、伴奏者(オペラ、バレエ、歌曲)の育成も視野に入れています。
  • 作曲 指揮
  • 作曲では、現代の多様なジャンルの音楽を視野に入れた作曲を、そして指揮では、オペラと管弦楽曲の両領域における指揮法の研究を行います。
修了後の学位 修士(音楽)
取得可能な資格
(教職課程申請予定)
高等学校教諭専修免許状(教科・音楽) 中学校教諭専修免許状(教科・音楽)
※すでに一種免許状(音楽)を持ち、大学院において所定の単位を修得した場合

音楽芸術運営専攻

芸術に対する専門的かつ実践的な研究を主体とする専攻で、アートマネジメント、音楽療法を学ぶことができます。深い知識と豊かな感性を生かして、社会で活躍できる人材の育成を目指します。

  • アートマネジメント
  • アートマネジメントでは、芸術文化活動を担うプロフェッショナルの育成を目的としています。専門的かつ実践的な研究を行うため、必要に応じて学内外で様々な実習を行います。新カリキュラムでは、舞台芸術をめぐる文化政策の研究のほか、自ら舞台(オペラ等)を作ることにより、舞台芸術制作も実地に学べるようになりました。
  • 音楽療法
  • 音楽療法では、福祉・教育・介護等の分野における実践者および研究者の育成を目的としています。音楽療法教育における草分けであり、学内に音楽療法実習施設を持つ本学ならではの多様な経験の蓄積を活かして、実践に即した高度な専門知識や音楽療法技能、また研究技能を修得します。
修了後の学位 修士(芸術)
取得可能な資格
(教職課程申請予定)
高等学校教諭専修免許状 (教科・音楽)
中学校教諭専修免許状 (教科・音楽)
※すでに一種免許状(音楽)を持ち、 大学院において所定の単位を修得した場合

主な科目内容

音楽芸術表現専攻

カリキュラムの核となる「音楽芸術表現実技演習」(80分の個人レッスン)で、高度な演奏技術と豊かな音楽表現を獲得していきます。さらに、専門ごとに次のような専門性の高い科目が用意されています。

  • 科目

    内容

  • オペラ(声楽)

    「オペラ特別演習」では、オペラ歌手として必要となる訓練を実践的に積み重ねていきます。2年間に3回の試演会および修了公演を行います。

  • ピアノ

    「室内楽特別演習」でアンサンブル能力の向上を目指すと同時に、「ピアノ伴奏研究」ではオペラ、バレエ、歌曲の伴奏法を、「指導法特別演習」では指導者となるための心構えや生徒の個性を活かす指針作りを学びます。

  • 弦・管・打楽器

    「合奏特別演習」や「オーケストラ・スタディ特別演習」など、オーケストラや吹奏楽における楽器のテクニックやアンサンブル能力を専門的に高めていきます。

  • 電子オルガン

    「室内楽特別演習」でアンサンブル奏者としての能力を磨くと同時に、「指導法特別演習」では電子オルガン独自の指導メソッドの研究を行います。

  • 作曲

    「楽曲分析特殊講義」では、特に近現代の作品を対象に、作曲家に必要とされる高度な分析能力を養います。

  • 指揮

    「ピアノ実技演習」では、指揮者に必須の素養であるピアノの技術も学ぶことができます。

音楽芸術運営専攻

カリキュラムの核となる「音楽芸術運営特別演習」には、専門ごとに次のような特徴があります。

  • 科目

    内容

  • アートマネジメント

    「修士研究」もしくは「修士論文」を選択します。「修士研究」では2年間を通して、ひとつの公演を企画・制作・実施していくことで、舞台芸術制作者としての総合的なノウハウを身に付けていきます。「修士論文」では舞台芸術政策研究者を目指し、舞台芸術を めぐる研究を論文にまとめていきます。

  • 音楽療法

    音楽療法のプロフェッショナルな実践者、研究者となるための実践力・研究力を深めながら、各自が設定したテーマに従って研究を深め、修士論文を執筆します。

共通科目

音楽芸術表現専攻では、「課題研究」で音楽を論理的に思考する能力を養い、その成果を修士論文または修士研究として提出します。また、共通科目ではセメスター(半期)制を基本とし、自らの進路に合わせて自由に科目を組み合わせることができます。例えば次のような科目があります。

  • 科目

    内容

  • ピリオド演奏研究

    それぞれの時代の様式を理解し、様式にかなった演奏とはどのようなものかを実践的に体得していきます。

  • 音楽芸術と社会特殊講義

    演奏家が個人として社会で活動する際に知っておくべきさまざまな事柄(資金調達、セルフ・プロデュース、マネジメント、演奏会プログラムの組み方、曲目解説の書き方ほか)を学びます。

  • 西洋音楽史研究

    ルネサンス、バロック、古典派・ロマン派、近現代の4つの時代について、歴史の流れを押さえながら、その時代に固有のトピックについて深く掘り下げて学びます。

  • 実践英語研究・
    実践伊語研究

    英語とイタリア語について、実践的な運用能力を養います。海外研修や留学の準備とすることができます。

2011年度カリキュラム

音楽芸術表現専攻[専門科目]
音楽芸術表現実技演習(1)・(2) ピアノ伴奏研究(1)・(2)
オペラ特別演習(1)・(2) 楽曲分析特殊講義
舞台表現研究I・II ピアノ実技演習(1)・(2)
伊語発音表現研究(1)・(2) 電子音響制作特別演習
声楽アンサンブル研究 実践仏語研究
室内楽特別演習(1)・(2) 実践独語研究
合奏特別演習(1)・(2) 音楽研究法基礎
指導法特別演習 課題研究I・II
オーケストラ・スタディ特別演習(1)・(2)  
音楽芸術表現専攻[専門科目]
音楽芸術運営特別演習 (1)・(2) 音楽療法指導研究
文化政策研究I・II 心理療法特殊講義
音楽芸術制作研究I・II 高齢者福祉特殊講義
音楽芸術環境研究I・II 障がい児教育特殊講義
音楽療法文献講読研究 記述統計特殊講義
音楽療法上級実習 (1)・(2) 推測統計特殊講義
音楽療法技能特別演習 音楽実技演習 (1)・(2)

両専攻[共通科目]

学外実習研究(1)・(2) 音楽芸術と社会特殊講義I・II
音楽学研究(1)・(2) 音楽マネジメント特殊講義I~VI
ピリオド演奏研究I・II 実践英語研究(1)・(2)
作品研究特殊講義I~Ⅳ 実践伊語研究(1)・(2)
西洋音楽史研究I~Ⅳ 音楽音声学研究(1)・(2)
音楽指導論特殊講義 英語原典講読研究I・II

演奏活動・就職先

藤原歌劇団団員 ヤマハ音楽教室講師
(財)日本オペラ振興会育成部 カワイ音楽教室講師
二期会会員 島村楽器音楽教室講師
チューリヒ歌劇場研修生 東京学芸大学附属特別支援学校中学部専任教諭
テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ団員 神奈川県県立青少年センター指導者育成課
神奈川県警察音楽隊 公立小学校・中学校・高等学校教員
昭和音楽大学講師 (社)日本音楽事業者協会
昭和音楽大学附属音楽・バレエ教室講師 (財)相模原市民文化財団
昭和音楽大学伴奏研究員・重唱研究員 (株)東京コンサーツ

※上記のほか、多くの修了生が演奏・作曲活動を続けています。

進学先

バークリー音楽大学 ロストック国立音楽大学
チェゼーナ音楽院 他大学院博士課程
カールスルーエ音楽大学  

※上記のほか、イタリア、フランス、ドイツ、アメリカなどに多数留学しています。

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