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第14回=オペラ劇場運営の現在・フランス=
「伝統と前衛、実験する歌劇場」

 日     時: 2006年2月18日(土)17:00〜21:00
 場     所: 東京国立博物館・平成館内大講堂

 講     師: ジェラール・モルティエ Dr.Gerard Mortier(パリ・オペラ座総裁)
 モデレーター : 堀内修(音楽評論家)
石田麻子(昭和音楽大学専任講師)
 通     訳: 岡本和子(慶應義塾大学講師)
 特 別 協 力: 東京国立博物館
 後     援: フランス大使館
   
<第 I 部> 1.「“オペラ”という芸術〜愛と死、そして歌!」
 “The Art of Opera〜Love, die & sing!”
2.「オペラの歴史的展開」
 “Historical evolution of Opera―Great moments”
<第 II 部> 1.「“歴史的芸術”の現代における“読み替え”〜モーツァルトを例に」
 “Interpretation of this historical art nowadays with Mozart as an example”
2.「明確な特徴を持った今日的オペラ・ハウスの組織化と確立」
 “How to organize and establish an opera company with a strong profile today”
 
まず第 I 部で、オペラを構成する基本的要素や、それらを踏まえた上での歴史考証など、モルティエ氏独自のオペラに対する視点が語られた。
続く第 II 部では、はじめに、現代のオペラ上演が抱える問題点や、オペラ・ハウスのこれからのあり方などについて基調講演がなされた後、堀内修氏(音楽評論家)と石田麻子氏(昭和音楽大学専任講師)が加わり、事前に客席より集められた質問にモルティエ氏が答えるかたちで、質疑応答が行われた。
 
昭和音楽大学オペラ研究所の所長を務める五十嵐喜芳学長と、フランス大使館文化参事官ジャン=ルイ・ムキエリ氏による、開会の挨拶。 昭和音楽大学オペラ研究所の所長を務める五十嵐喜芳学長と、フランス大使館文化参事官ジャン=ルイ・ムキエリ氏による、開会の挨拶。
昭和音楽大学オペラ研究所の所長を務める五十嵐喜芳学長と、フランス大使館文化参事官ジャン=ルイ・ムキエリ氏による、開会の挨拶。
オペラ草創期のルネサンス、モンテヴェルディがオペラの基礎を成立させたと語るモルティエ氏。 オペラ草創期のルネサンス、モンテヴェルディがオペラの基礎を成立させたと語るモルティエ氏。オペラが扱うべきテーマやそこに登場する主人公のパターン、ユートピアの思想など、モンテヴェルディが掲げたオペラの基礎は後世の作曲家や作品へ大きな影響を与えたということが、楽曲例とともに説明された。
西洋におけるオペラの歴史は、「崇高な精神性」と「娯楽性」が振り子状態のように絶えず格闘をしながら発展をしてきたと、モルティエ氏は講義した。 西洋におけるオペラの歴史は、「崇高な精神性」と「娯楽性」が振り子状態のように絶えず格闘をしながら発展をしてきたと、モルティエ氏は講義した。また、19世紀はナショナリズムの台頭、20世紀は危機の時代と述べ、その解決法や今後のオペラのあり方についても語られた。
1876年という同じ年に建てられ、19世紀における2つのあり方を見事に表現しているという、バイロイト祝祭劇場とパリ・オペラ座・ガルニエ。 1876年という同じ年に建てられ、19世紀における2つのあり方を見事に表現しているという、バイロイト祝祭劇場とパリ・オペラ座・ガルニエ。スクリーンに映し出されたパワー・ポイント画像によって説明がされた。
芸術や言語は使い続けなければ死に絶えてしまうと、モルティエ氏は論説する。 芸術や言語は使い続けなければ死に絶えてしまうと、モルティエ氏は論説する。
過去に書かれた作品を今にあった解釈で眺め続けてゆけば、オペラはこれから先も生き続けることが可能であるが、さらに一方で、新しい作品も必要だとした。DVDを映しながら、歴史的演出と新演出の具体的な比較を行い、パリ・オペラ座での制作運営の方針などを挙げつつ提示された。
受講者からの質問をまとめながら、モルティエ氏へ問いを投げかける、堀内氏と石田氏 受講者からの質問をまとめながら、モルティエ氏へ問いを投げかける、堀内氏と石田氏。
質疑応答では、モルティエ氏の代名詞とも言える現代演出に関する質問が集中した。 質疑応答では、モルティエ氏の代名詞とも言える現代演出に関する質問が集中した。
また他にも、西洋のような伝統がない日本で独自のオペラが開花する可能性や、国家にとって劇場とは何を意味するのか、など熱心な質問がなされ、オープン・リサーチ・センター整備事業5カ年計画をしめくくるのにふさわしい盛り上がりをみせた。
写真:三浦興一
 
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