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第16回公開講座
=オペラ劇場運営の現在・イギリス II =

〈オペラをめぐる祝祭、その今日的あり方 II 〜グラインドボーン音楽祭に学ぶ〉

 日     時: 2007年1月28日(日)13:30〜16:30
 場     所: 昭和音楽大学テアトロ ジーリオ ショウワ(新百合ヶ丘新校舎)

 講     師: ガス・クリスティ Gus Christie(グラインドボーン音楽祭理事長)
デイヴィッド・ピッカードDavid Pickard(グラインドボーン音楽祭総監督)
 パネリスト  : 長谷川芳弘(NHK音楽・伝統芸能番組部部長)
寺倉正太郎(音楽評論家)
 モデレーター : 黒田恭一(音楽評論家)
石田麻子(昭和音楽大学専任講師)
 通     訳: 中嶋  寛
 後     援: ブリティッシュ・カウンシル、川崎市教育委員会、川崎市麻生区役所、「音楽のまち・かわさき」推進協議会
   
PART1: 公開講座 <第 I 部>基調講演
<第 II 部>パネル・ディスカッション
PART2: 新劇場体験会 <第 I 部>「劇場を見る」
<第 II 部>「劇場を聴く」公開オーディション
 
昭和音楽大学広渡勲教授による冒頭挨拶。 昭和音楽大学広渡勲教授による冒頭挨拶。シリーズ16回目を迎え、新しいテーマの一つとして、前回に引き続き、世界のオペラ・フェスティヴァルを取り上げた経緯を説明。グラインドボーン音楽祭が創設されたほぼ同じ年に、日本では藤原歌劇団が旗揚げされた歴史に触れる。昭和音楽大学新校舎と新しい劇場テアトロ ジーリオ ショウワの完成にちなみ、新百合ヶ丘が日本のグラインドボーンのように文化的に成長することを願いつつ、グラインドボーン音楽祭の若き2人の経営陣を紹介。
前半は現在43歳の若き音楽祭理事長ガス・クリスティと48歳の音楽祭総監督デイヴィッド・ピッカードによる基調講演。 前半は、現在43歳の若き音楽祭理事長ガス・クリスティと48歳の音楽祭総監督デイヴィッド・ピッカードによる基調講演。クリスティは、創設者でありサセックスの名門貴族の祖父ジョン・クリスティと、ソプラノ歌手として活躍した祖母オードリー・ミルドメイの出会いから、同音楽祭70年の歴史を語り始める。グラインドボーン音楽祭の魅力の一つ、ピクニック風景の魅力と、劇場の歴史的改築の際の資金集めのエピソードにも触れた。
ピッカードは、劇場改築後の設備とプログラミング、イギリスの他の都市へのツアー公演について紹介。また同音楽祭の特徴として、民間の支援で成り立っていること、若手を育てること。芸術的な質の高さを目指すこと、そして将来に目を向けた革新性について、実例を引きながら語った。
ピッカードは、劇場改築後の設備とプログラミング、イギリスの他の都市へのツアー公演について紹介。また同音楽祭の特徴として、民間の支援で成り立っていること、若手を育てること、芸術的な質の高さを目指すこと、そして将来に目を向けた革新性について、実例を引きながら語った。
また、創立以来の理念である若手起用の実際として、1960年代のパヴァロッティ、カヴァリエをはじめ、T.アレン、F.ロット、J.ベーカー、アラーニャ、フレミング、R.ビリャソンなど、現代に至るまで多くの歌手のキャリアの出発点となった場所であること、そして、その予備軍が、グラインドボーン合唱団に多くいること、新音楽監督ウラジミール・ユロフスキ(29歳)のもと、ロンドン・フィルと古楽器オーケストラのエイジ・オブ・エンライントゥンメント双方の起用でプログラミングに柔軟性、フレキシビリティ、高い芸術性が生まれていることを強調した。
また、創立以来の理念である若手起用の実際として、1960年代のパヴァロッティ、カヴァリエをはじめ、T.アレン、F.ロット、J.ベーカー、アラーニャ、フレミング、R.ビリャソンなど、現代に至るまで多くの歌手のキャリアの出発点となった場所であること、そして、その予備軍が、グラインドボーン合唱団に多くいること、新音楽監督ウラジミール・ユロフスキ(29歳)のもと、ロンドン・フィルと古楽器オーケストラのエイジ・オブ・エンライントゥンメント双方の起用でプログラミングに柔軟性、フレキシビリティ、高い芸術性が生まれていることを強調した。
後半はNHK音楽・伝統芸能番組部部長の長谷川芳弘氏、モデレーターに音楽評論家の黒田恭一氏と昭和音楽大学の石田麻子専任講師が登壇。NHK長谷川氏は1994年新劇場オープニングの際、史上初のオペラの衛星生中継の現場を担当。のちにドキュメンタリー番組や、画期的だったオペラ番組の国際共同制作のエピソードも披露。アーカイヴ整備としての、放送局の意義も語った。 1987年、改装される前のグラインドボーン音楽祭を体験している黒田氏は、同音楽祭のユニークさ、家庭的な温かさや客席と舞台の一体感やアンサンブルの素晴らしさに触れ、ゲスト2人からも大きな共感を得た。
後半はNHK音楽・伝統芸能番組部部長の長谷川芳弘氏、モデレーターに音楽評論家の黒田恭一氏と昭和音楽大学の石田麻子専任講師が登壇。NHK長谷川氏は1994年新劇場オープニングの際、史上初のオペラの衛星生中継の現場を担当。のちにドキュメンタリー番組や、画期的だったオペラ番組の国際共同制作のエピソードも披露し、アーカイヴ整備としての放送局の意義も語った。
1987年、改装される前のグラインドボーン音楽祭を体験している黒田氏は、同音楽祭のユニークさ、家庭的な温かさや客席と舞台の一体感やアンサンブルの素晴らしさに触れ、クリスティ、ピッカード両者からも大きな共感を得た。
会場からの質疑応答を、昭和音楽大学石田麻子専任講師が紹介。上演演目や若いアーティストの選定の際の理念や、若手登竜門として広く知られているオーディションなどについて、会場からも活発な質問が寄せられらた。 会場からの質疑応答を、昭和音楽大学石田麻子専任講師が紹介。上演演目や若いアーティストの選定の際の理念や、若手登竜門として広く知られているオーディションなどについて、会場からも活発な質問が寄せられらた。
会場からの質疑応答を、昭和音楽大学石田麻子専任講師が紹介。上演演目や若いアーティストの選定の際の理念や、若手登竜門として広く知られているオーディションなどについて、会場からも活発な質問が寄せられらた。
写真:三浦興一
 
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