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第17回公開講座
=オペラ劇場運営の現在=

〈演出家が語るオペラ演出の今〉

 日     時: 2007年3月13日(火)14:00〜17:00
 場     所: カナダ大使館 地下2階シアター

 講     師: ロバート・カーセン Robert Carsen(演出家)
 モデレーター : 堀内 修 (音楽評論家) Osamu Horiuchi
石田麻子(昭和音楽大学専任講師)  Asako Ishida
 通     訳: 天沼 容子 Yoko Amanuma
 後     援: カナダ大使館
 特 別 協 力: 東京のオペラの森実行委員会
   
<第 I 部>基調講演 <第 II 部>質疑応答
 
開場前、スイス大使館文化参事官のピーター・ネルソン氏が到着。楽屋での1コマ。この後の開会挨拶で、ネルソン氏は日本語での見事な長いスピーチを披露した。 開場前、スイス大使館文化参事官のピーター・ネルソン氏が到着。楽屋での1コマ。この後の開会挨拶で、ネルソン氏は日本語での見事な長いスピーチを披露した。
ロバート・カーセン氏と駐日カナダ大使ジョゼフ・キャロン氏の楽屋でのひとこま(左)。開会後、キャロン氏は日本語を交えたウェルカム・スピーチを披露した(右)。
カーセン氏と舞台との関わりは演劇から始まる。氏はトロントのヨーク大学で演劇を学び、ついでイギリスのブリストルにあるオールド・ヴィック演劇学校で役者の勉強をした。そこで氏は老教師から演出家を進められ、その道を選んだという。話は次にオペラ哲学に及んだ。氏曰く、「オペラとは頭と心を刺激してくれる、とても力の強いパフォーミングアーツの形式なのではないか」。さらに、作品の演出には「ストーリーがどういったものか作品の内側から探る作業が必要」で、また「作品を信頼し、共同作業においてお互いを尊重しあうことがとても大切」と語った。
カーセン氏と舞台との関わりは演劇から始まる。氏はトロントのヨーク大学で演劇を学び、ついでイギリスのブリストルにあるオールド・ヴィック演劇学校で役者の勉強をした。そこで氏は老教師から演出家を進められ、その道を選んだという。話は次にオペラ哲学に及んだ。氏曰く、「オペラとは頭と心を刺激してくれる、とても力の強いパフォーミングアーツの形式なのではないか」。さらに、作品の演出には「ストーリーがどういったものか作品の内側から探る作業が必要」で、また「作品を信頼し、共同作業においてお互いを尊重しあうことがとても大切」と語った。
エクサン・プロヴァンス音楽祭でのブリテン《真夏の夜の夢》では「舞台の上で最小限のものを見せてから、その最小限のものを内側から爆発」させ(左)、またとパリ・オペラ座でのラモー《レ・ボレアード》では「ひとつのアイディアを合理的に、かつ、感情に訴えるかたちで発展」させたという(右)。
写真:三浦興一
第 II 部の質疑応答には、音楽評論家の堀内修氏と石田麻子・昭和音楽大学専任講師が登壇。他のスタッフとの共同作業についての質問に対して、カーセン氏は「歌い手さんとの作業をすることによって、長い間考えて含ませてきたアイディアが、どんどん良くなっていくということは多々あります」と応じた。また若い演出家に向けて、「とにかくやること、演出を続けること、どこであっても何であってもやってみるということがとても大切」というメッセージを投げかけた。
写真:三浦興一
 
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