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第19回公開講座
=オペラ劇場運営の現在・アメリカ II =

メトロポリタン歌劇場の未来戦略
〜メディアと劇場の融合

 日     時: 2007年6月13日(水) 14:00〜17:00
 場     所: 昭和音楽大学テアトロ ジーリオ ショウワ

 講     師: ピーター・ゲルブ  Peter Gelb(メトロポリタン歌劇場総裁)
 モデレーター : 黒田恭一(音楽評論家)
広渡勲(昭和音楽大学教授)
石田麻子(昭和音楽大学准教授)
 通     訳: 井上裕佳子
 後     援: アメリカ合衆国大使館
   
<第 I 部>基調講演
<第 II 部>質疑応答
 
オープニングでは、ゲルブ氏のメディア・プロデューサーとしての華やかなキャリアのハイライトが、プロモーション映像で紹介された。続いてゲルブ氏がメトロポリタン歌劇場総裁に就任してからの実績と、将来に向けての計画を語った。
「メトロポリタン歌劇場(MET)は、保守的であるというイメージが強く、またお客様の平均年齢は65歳でした。そこで私はお客様の数を増やすだけではなく、その年齢層を下げようと決めました。私の芸術的な使命は、METの高い音楽的水準に匹敵するような劇的水準を築くことです。私のプランは7点ありました」......
「メトロポリタン歌劇場(MET)は、保守的であるというイメージが強く、またお客様の平均年齢は65歳でした。そこで私はお客様の数を増やすだけではなく、その年齢層を下げよ うと決めました。私の芸術的な使命は、METの高い音楽的水準に匹敵するような劇的水準を築くことです。私のプランは7点ありました」
1) 幅広い層の人々が理解し楽しむことができる教育プログラムの確立。METの外への出張公演も行なうが、芸術的水準は維持する。
2) 1シーズンの新制作を4作品から8作品へ増やす。演劇などの分野で活躍する演出家を積極的に起用。2006/07シーズンはA. ミンゲラ演出の新制作《蝶々夫人》で幕を開けた。新シーズンを新制作で開幕するのは20年ぶりのこと。
3) 世界的な歌手が出演する公演の数を増やす。
4) リンカーン・センターと共同委嘱して現代作品を提供する。
5) ホリデイ・シーズンには幅広い層の人々が楽しめる公演を提供する。その第1作目はブロードウェイ・ミュージカル《ライオン・キング》の演出で知られる、ジュリー・テイモア演出の《魔笛》英語版。
6) METと現代芸術のつながりを強化する。
7) ハイビジョンの新技術を駆使して、リンカーン・センター・プラザや世界中の映画館へMETの公演を中継する。そのためにMET16団体の組合員計1,600人と労使契約について再交渉した。
「昨シーズン開幕公演《蝶々夫人》はタイムズ・スクエアや劇場前広場でも生中継で上映し、後者だけでも4,000人が集まって、様々なメディアによって報道されました。9.11以来下降していたチケット売り上げも7.1%アップし、定期会員数も10%増えています。シーズン224公演のうち、88公演が完売(前シーズンは20公演)したのは大変な改善です。《蝶々夫人》ゲネプロは5,000人の一般聴衆に公開されたことでも話題を呼び、全公演を完売しました。世界各国にラジオやインターネットで生の公演を配信していますが、一番インパクトの大きかったのは、“METビューイング”となって各国の映画館でもハイビジョンで生の公演を見ていただくことができるようになったことです」 「2006/07シーズンの開幕公演《蝶々夫人》はタイムズ・スクエアやリンカーン・センター・プラザで生中継されました。リンカーン・センター・プラザだけでも4,000人の聴衆が集まり、タイムズ・スクエアにはその数倍の聴衆がつめかけました。この模様について世界中の様々なメディアによって報道されました。9.11以来下降していたチケットの売り上げは、2006/07シーズンで7.1%アップし、定期会員数は10%増えました。」
「2006/07シーズンの224公演のうち、96公演が完売(前シーズンは22公演)しました。《蝶々夫人》のゲネプロは4,000人近くの一般聴衆に公開され、このことが話題となり、全公演のチケットが完売しました。」
「METは世界各国にラジオやインターネットで生の公演を配信しています。特にインパクトがあったのは、“METビューイング”シリーズによって、METの公演を全世界の映画館にハイビジョンで生中継することができるようになったことです。」
後半はモデレーターの音楽評論家・黒田恭一氏、昭和音楽大学の広渡勲教授、石田麻子准教授が登壇。世界に大きなインパクトを与えているメトロポリタン歌劇場の新しいメディア戦略について、質疑応答を交わした。黒田氏からは、実際に昨年、歌舞伎座で上映された《魔笛》を観た際の、ハイビジョンと巧妙なカメラワークならではの「臨場感」が語られた。 後半はモデレーターの音楽評論家・黒田恭一氏、昭和音楽大学の広渡勲教授、石田麻子准教授が登壇。世界に大きなインパクトを与えているメトロポリタン歌劇場の新しいメディア戦略について、質疑応答を交わした。黒田氏からは、実際に昨年、歌舞伎座で上映された《魔笛》を観た際の、ハイビジョンと巧妙なカメラワークならではの「臨場感」が語られた。
後半はモデレーターの音楽評論家・黒田恭一氏、昭和音楽大学の広渡勲教授、石田麻子准教授が登壇。世界に大きなインパクトを与えているメトロポリタン歌劇場の新しいメディア 戦略について、質疑応答を交わした。黒田氏からは、実際に昨年、歌舞伎座で上映された《魔笛》を観た際の、ハイビジョンと巧妙なカメラワークならではの「臨場感」が語られた。
会場テアトロ ジーリオ ショウワのホワイエでは、これまでに40人のゲストが招かれ19回開催された「オープン・リサーチ・センター整備事業」公開講座・シンポジウムの模様が一堂にパネル展示された。
会場テアトロ ジーリオ ショウワのホワイエでは、これまでに40人のゲストが招かれ19回開催された「オープン・リサーチ・センター整備事業」公開講座・シンポジウムの模様が一 堂にパネル展示された。
 
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