オペラやその周辺領域における人材育成と芸術振興を
テーマに据え、調査・研究をしています。
プロジェクト
プロジェクト
コンヴィチュニー オペラ演出アカデミー in びわ湖

プロジェクト概要

当研究所の研究テーマの一つであるオペラに関わる人材育成の実践の場として、世界的オペラ演出家ペーター・コンヴィチュニー氏によるオペラ演出ワークショップを開催しています。2009年より様々な機関と連携し、年1回開催を続けています。2011年から、「コンヴィチュニー オペラ演出アカデミー in びわ湖」というシリーズ名に統一しました。

※(株)アルファベータより、クラシックジャーナル046号『オペラ演出家ペーター・コンヴィチュニー』が発刊されました(2012年4月)。1冊丸ごとコンヴィチュニーの総力特集です。
このオペラ演出アカデミーに関しての記事も多く掲載されています。

開催の記録(肩書・名称等は当時)

2012年度
コンヴィチュニー オペラ・アカデミー in びわ湖

世界的なオペラ演出家であるペーター・コンヴィチュニー氏が、これまで手掛けたオペラ作品のDVDを素材に、演出の技法を解説いたします。また、びわ湖ホール声楽アンサンブルが演じるオペラの一場面に実際に演出をつけていくワークショップを通して、コンヴィチュニーの生きた演出哲学を学んでいただける絶好の機会となります。
期間 2013年3月25日(月)~3月28日(木) 全4日間 各日10:00~17:30(昼休憩あり)
会場滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール
対象演出家・オペラ歌手・オペラの音楽スタッフおよびこれらを志す方、演劇・音楽を学ぶ学生、研究者
締切 2013年3月11日(月) [当日消印有効]

コンヴィチュニー オペラ・アカデミー in びわ湖(こちらは開催中止になりました)

このアカデミーのびわ湖ホールでの開催も3回目となり、定着してきたと言えます。今回はモーツァルト《魔笛》を題材に採り上げます。
期間 2012年7月30日(月)~8月8日(水)
全10日間各日10:00~17:30(昼休憩あり) 
会場滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール リハーサル室
指揮沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)
主催公益財団法人びわ湖ホール
協力昭和音楽大学
後援ドイツ文化センター

2011年度
コンヴィチュニー オペラ・アカデミー in びわ湖

びわ湖ホールで2回目の開催です。今回は全10日間で、プッチーニ《ラ・ボエーム》全幕を仕上げました。今年も受講者、出演者、聴講者が一体となり、多くの感動を共有しました。今回は、びわ湖ホール芸術監督の沼尻竜典氏自らが指揮を務め、ワークショップの合間にシュトゥットガルト州立歌劇場 オペラ監督であるエヴァ・クライニッツ氏による、ヨーロッパでオーディションを受けるためのレクチャーと特別模擬オーディションが開催されました。震災後もコンヴィチュニー氏の日本のオペラ界への思いは強く、意義深いアカデミーとなりました。
また、昭和音楽大学は、国内外の多くの個人・団体の協賛を得て、東日本大震災で被災した福島大学の学生9名を、合唱の受講生として招きしました。
期間 2011年8月3日(水)~8月12日(金)
会場びわ湖ホール リハーサル室
主催財団法人びわ湖ホール、昭和音楽大学
協力 Goethe-Institut Tokyo 東京ドイツ文化センター、大阪音楽大学
後援大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館

●はじめに

世界的なオペラ演出家ペーター・コンヴィチュニー氏のオペラ演出ワークショップの2011年の開催が決定しました。2009年(東京藝術大学、Goethe-Institutドイツ文化センターとの共催により東京藝術大学・昭和音楽大学にて開催)、2010年(びわ湖ホール、Goethe-Institutドイツ文化センターとの共催によりびわ湖ホールにて開催)の大好評を受け、また、なによりコンヴィチュニー氏の熱意により継続が叶いました。
それに先立ち、このワークショップに歌手として参加される方のオーディションを開催いたします。前回のワークショップでは、コンヴィチュニー氏の実際の演出指導を受けていくなかで実力が引き出され、どんどん魅力的になっていく歌手の方々の変わり様に、誰もが驚愕しました。ぜひご応募ください。

●ペーター・コンヴィチュニー Peter Konwitschny 氏について

高名な指揮者フランツ・コンヴィチュニーを父として1945年にドイツに生まれた。ベルリンでオペラ演出を学び、1980年以降ドイツを中心とする著名歌劇場で数多くのオペラ演出を手がけ、現代屈指のオペラ演出家として活躍中。数々の作品の中でもグラーツの《アイーダ》《ファルスタッフ》、ハンブルクの《ローエングリン》、シュトゥットガルトの《神々のたそがれ》、ハノーファーの《慈愛に満ちた大きな太陽の下で》等は、コンヴィチュニー演出の最高傑作として高い評価を受けている。

これまでにDDR芸術賞(旧東ドイツ)、ベルリン芸術アカデミーのコンラート・ウォルフ賞、ドイツ連邦功労十字賞などを受賞。日本では、2006年に《魔笛》(シュトゥットガルト州立歌劇場)、2008年《エフゲニー・オネーギン》(東京二期会)、《アイーダ》の上演は記憶に新しい。2008年よりライプツィヒ歌劇場の首席演出家を務め、《月に憑かれたピエロ》、《ローエングリン》、《アルセスト》、《バッハ-イェリネク・プロジェクト》など新演出を相次いで発表し注目を集めている。日本では2011年2月に《サロメ》(東京二期会)の公演が予定されている。

PeterKonwitschny

●受検者・受講者(演出・合唱)・聴講者募集

●当日の様子

当日の様子01

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撮影:福谷均
※都合により実際のデータよりぼかされた写真があります。

● メディア掲載記録

web
2011年8月9日 『東条碩夫のコンサート日記』「8・9(火)ペーター・コンヴィチュニーのオペラ演出アカデミー第7日」
2011年8月10日 『東条碩夫のコンサート日記』「8・10(水)ペーター・コンヴィチュニーのオペラ演出アカデミー第8日」
2011年8月11日 『東条碩夫のコンサート日記』「8・11(木)ペーター・コンヴィチュニーのオペラ演出アカデミー第9日」
2011年8月11日 asahi.com 関西 (朝日新聞)「福島の学生、世界のオペラ受講 アカデミーに招待 大津」
2011年8月12日 『東条碩夫のコンサート日記』「8・12(金)ペーター・コンヴィチュニーの演出アカデミー 最終日」
2011年8月12日 京都新聞「福島の学生、希望のオペラ びわ湖ホール、9人招待」
2011年8月13日 asahi.com 関西>マイタウン>滋賀 (朝日新聞)「福島の学生、オペラアカデミー参加」
紙面
2011年8月11日 朝日新聞 『福島の学生 世界のオペラ受講』
2011年8月13日 中日新聞 『感謝の思い涙で伝える』
2011年8月13日 日本経済新聞 文化往来『オペラ演出の講習会、被災地の学生も招く』
※ブログ等で感想を書かれた方で、こちらにリンクを載せさせていただいてよいようでしたら、ぜひ当研究所までURLをお知らせください。

2010年度
オペラ演出ワークショップ in びわ湖ホール

滋賀県のびわ湖ホールに会場を移し、2度目のワークショップが行なわれました。全7日間でプッチーニ《蝶々夫人》全幕を一から創り上げるという試みがなされました。エネルギッシュなコンヴィチュニー氏により、連日、予定時間を大幅に超過した指導が行われ、大変密度の高いワークショップとなりました。
期間 2010年7月31日(土)~8月6日(金)
会場びわ湖ホール リハーサル室
主催財団法人びわ湖ホール、昭和音楽大学、GOETHE-INSTITUT JAPAN、ドイツ文化センター
協力大阪音楽大学
後援大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館

●はじめに

世界的な演出家ペーター・コンヴィチュニー氏とともにオペラ演出の可能性を探るワークショップを開催します。このワークショップは、演出家や演出家を志す方の育成を目的に、びわ湖ホール・昭和音楽大学・Goethe-Institut(ドイツ文化センター)が共同で開催するものです。全7日間の日程で、プッチーニの歌劇≪蝶々夫人≫全幕を実際に演出することを通してオペラ演出を学びます。キャストは日本の明日のオペラ界を担う若手歌手たちが務めます。コンヴィチュニー氏のオペラ演出の哲学と手法にふれるまたとないチャンスですので、多くの方のご応募をお待ちしています。なお、今回、オペラ歌手・オペラの音楽スタッフを志す方、音楽・演劇を学ぶ学生の方で聴講を希望される方も同時に募集します。(ドイツ語逐次通訳付き)

プログラム プッチーニ 歌劇《蝶々夫人》全幕

  10:00~13:00 14:30~17:30
7月31日(土)ワークショップ1ワークショップ2
8月1日(日)ワークショップ3ワークショップ4
8月2日(月)ワークショップ5ワークショップ6
8月3日(火)ワークショップ7ワークショップ8
8月4日(水)ワークショップ9ワークショップ10
8月5日(木)ワークショップ11ワークショップ12 GP
8月6日(金)リハーサル公開発表会

ペーター・コンヴィチュニー1

ペーター・コンヴィチュニー2

ペーター・コンヴィチュニー3

2009年度
ペーター・コンヴィチュニー 公開講座&ワークショップ

コンヴィチュニー氏によるワークショップの初回にあたります。当研究所が助成を受けている「文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(平成21~23年度)「オペラ劇場における人材育成システムに関する研究」の一環として行なわれました。演出家志望者やオペラ歌手を目指す昭和音楽大学・東京藝術大学の学生・卒業生に加え、藤原歌劇団、東京二期会で活躍している歌手が受講し、《コジ・ファン・トゥッテ》《タンホイザー》《魔弾の射手》などのオペラ作品から一部の場面を取り上げ、演出をつける過程が披露されました。
期間 2009年6月2日(火)~7日(日)
会場昭和音楽大学(6月2日~4日)、東京藝術大学(6月5日~7日)
主催東京藝術大学、昭和音楽大学、GOETHE-INSTITUT JAPAN、ドイツ文化センター
協力財団法人東京二期会、財団法人日本オペラ振興会
後援ドイツ連邦共和国大使館
通訳蔵原順子

ペーター・コンヴィチュニー公開講座&ワークショップ

チラシ兼申込書
(クリックするとPDFが開きます。)

ペーター・コンヴィチュニー4

ペーター・コンヴィチュニー5