前期授業運営に対するご協力への感謝と後期授業についての運営方針について

学生の皆様
保護者の皆様
教職員の皆様

前期授業運営に対するご協力への感謝と後期授業についての運営方針

　本年度の授業については、当初の予定から１か月遅れで前期授業が始まりました。
コロナ禍の中、大学に対する施設の利用制限が行政から求められたため、５月９日から遠隔授業により開始し、６月１日からは実技レッスン等一部の授業を対面により再開しました。
６月１５日からは、全面的に対面授業を展開することとして今日に至っています。

　この間、学生、教職員の皆様方には、慣れない遠隔授業への熱心な取り組みや対面授業への移行に際して、感染拡大防止策のためとはいえ、ビニールカーテン、アクリル板、換気、フェースシールド、マスク、手洗い、手指消毒、検温等多くのことに絶大なるご協力をいただきありがとうございました。
お蔭さまで、９月２４日の前期末まで、対面による授業、学科試験、実技試験を滞りなく行うことができました。
皆様方の温かなご理解と真摯なご協力にあらためて感謝申し上げます。

　保護者の皆様方におかれましても、かつて経験したことのないコロナ対策のために、大学の対応について戸惑われたことがおありだったかもしれませんが、学生たちの学びへのご支援、大学運営に対するご理解とご協力をいただきましたことについて、あらためて御礼申し上げます。

　前期においては、学生の通学を認めていない大学も多く、入学して一度も大学へ行ったことがなく友人もできず、本来人との出会いによって切磋琢磨する大学生活の喜びを感じることもできないという大学生たちの嘆きがマスコミで報じられていました。対面授業の開始に際しましては正直に申し上げて逡巡もありましたが、勇気を出して学生生活を意義あるものへと一歩進めたところでございます。人と人とが関わって作り上げる音楽芸術の世界では特にこのことはどうしても避けて通れないところかと思います。

　さて、９月２５日からは、後期の授業が開始されます。
本学としましては、後期においても全面的に対面授業を行うことを基本として運営していく方針です。当然のことながら、感染拡大防止への取り組みを緩めることなく、教職員一丸となって安全・安心を確保しながら、学生の学びの充実を推進してまいります。

　また、学生生活面について、経済的な事情からアルバイトを余儀なくされる方もおられるかと思いますが、学生の皆様にはアルバイトなどのキャンパス外における社会生活についても感染防止の観点から十分に気を付けるようお願いしているところです。これまで行っている経済的支援の強化、また日々の学生生活を健康に送ってほしいという願いを込めて、１００円朝食に加えて２００円夕食を９月から実施しています。これは、大学が卒業生の会である同伶会と共同で経済的援助をして行っている学生生活応援の取組みです。

　本学は、学生、教職員が一つになって音楽芸術教育、研究活動によって陶冶し合う学び舎として、この活動に真摯に取り組んでまいります。音楽を通して感動を分かち合う仲間としてご助言、激励、また時には忌憚のないご意見もお聞かせください。それによってこの困難なコロナの時代を共に乗り越えていく所存です。引き続きご関係の皆様方のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和２年９月２５日　　　

昭　和　音　楽　大　学　
昭和音楽大学短期大学部　
学　長　簗瀬　進　　
　理事長　下八川共祐　

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