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ニュース
2019/03/18
お知らせ

『日本のオペラ作品をつくる』公開試演会 選考結果
/新メインファシリテータに池辺晋一郎氏 就任決定!

 昭和音楽大学では、文化庁委託事業「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」として、日本発の新しいオペラ作品を創り上げるために気鋭の作曲家・台本作家を公募し、2018年度から3年間かけてオペラ作品の 作り手として育成する事業を実施しています。
 事業開始時54名の応募者から選抜された29名でスタートした参加創作者は、6月から9回のワークショップを通じてさらに選抜され、現在4組の作曲家と台本作家のペアが新しいオペラづくりに取り組んでいます。
 その創作中のオペラ作品の一部を披露する試演会が、去る3月15日本学ユリホールで開催され、初年度の成果発表、そして次年度に創作を続ける作品を選考する機会となりました。
 創作者自身によるプレゼンテーションに続き、台本の内容も音楽のスタイルも異なる個性豊かな4作品が、藤原歌劇団と日本オペラ協会歌手など若手演奏家たちの熱演で試演されました。
 その後、ファシリテータの郡愛子、齊藤理恵子、アドバイザーのイ・ゴニョンの各氏の講評では、「日本の創作オペラの未来に可能性を感じた」という激励の言葉が述べられると共に、さらにオペラ作品に仕上げるために熱心なディスカッションが行われました。

 試演会の終了後、ファシリテータとアドバイザーによる審査会議で厳正に検討された上での結論として、以下のメッセージが出されました。

  どの作品も捨てられない。
  どれもがオペラ作品として完成させられる可能性がある。  審査員一同


 これにより、試演会に臨んだ創作ペア4組による4作品すべてが、次年度のワークショップの参加資格を得ることになりました。
 4組の作曲家・台本作家はこれからさらに1年間、ワークショップに参加しながら、ピアノ伴奏版による全幕の完成を目指します。来る6月には公開講座を開催し、さらに年度内に2年目の成果を競う試演会も計画しています。
 ぜひ引き続き本事業をご注目くださいますようお願い申し上げます。

新メインファシリテータに池辺晋一郎 氏 就任決定!(2019年度より)

 本事業の立ち上げからメインファシリテータとしてリードしてくださりながら、去る2月に惜しまれながら急逝した作曲家・中村透氏に替わって、 2019年度から新メインファシリテータとして、作曲家・池辺晋一郎 氏の就任が発表されました。
文化庁委託事業 平成30年度 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業
昭和音楽大学「日本のオペラ作品をつくる~オペラ創作人材育成事業」公開試演会
2019年3月15日17~20時 昭和音楽大学 ユリホールにて開催
主催:文化庁/学校法人東成学園 昭和音楽大学  企画協力:公益財団法人日本オペラ振興会

■ 試演作品
《ヒメアザミ》
 The Vengeance of Cirsium
 台本:中屋敷法仁  作曲:永井みなみ

《父から継いだオペラハウスを1年で黒字化する10の方法》
 Going Concern
 台本:重信臣聡   作曲:藤代敏裕

《咲く~もう一度、生まれ変わるために》
  Sakura - reborn
 台本:宇吹萌    作曲:竹内一樹

《あなにやし-古事記外伝-》
  ANANIYASHI – The Side Story of KOJIKI
 台本:山口茜    作曲:茂木宏文

創作者プロフィルはこちら(PDFファイル)(682KB)

■ファシリテータ
 ファシリテータ:郡愛子(声楽家/日本オペラ協会総監督)、齊藤理恵子(演出家/劇団青年座)
 アドバイザー:李建鏞(作曲家/韓国・世宗カメラータ創始者 )
       *
 コーディネータ:馬場紀雄
 昭和音楽大学オペラ研究所:石田麻子

■ 演奏
指 揮: 芳賀 大和、平野 桂子
独 唱:(ソプラノ) 芝野 遥香、長島由佳 (メゾソプラノ) 佐藤 みほ、丹呉 由利子
    (テノール) 加藤 康之、曽我 雄一 (バリトン)大塚 雄太 (バス)普久原 武学
ピアノ: 石渡 洸貴、林 直樹
お問い合わせ先
   昭和音楽大学演奏センター オペラ創作人材育成事業係
  TEL 044-953-9865 shinshin@tosei-showa-music.ac.jp
撮影:長澤直子20190315日本のオペラ作品をつくる公開試演会

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