音楽・バレエ教室
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教員紹介

粟國 淳

職名 講師
担当 オペラ演習

プロフィール

演出家 粟國 淳/Jun AGUNI

東京生まれローマ育ち。ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院でヴァイオリンと指揮法を学ぶ。
オペラの演技・演出法をM.ゴヴォーニに師事。
98年より1年間、文化庁派遣芸術家在外研修員として研鑽を積む。
日本では舞台監督集団ザ・スタッフ/田原進氏のもとで舞台裏の実際の多くを学ぶ。
94年ローマ歌劇場公演に日本側スタッフとして参加、その業績によりローマ歌劇場の演出部に迎えられる。
同時期に藤原歌劇団公演での外来演出家の演出助手として日本での活動を開始。
96年にはマチェラータ音楽祭でH.ブロックハウス演出の「アッティラ」で演出助手を務めるなど、その後イタリア各地での活動を広げる。
98年新国立歌劇場開場記念公演/ F.ゼッフィレッリ演出「アイーダ」を始めとして同劇場の様々な公演で来日する巨匠達のアシスタントを務め、その中でも特に P.ファッジョーニ、A.ファシーニ氏とは強い信頼関係を築き上げ、両氏の片腕としてヨーロッパを拠点に活躍の場を広げる。

97年藤原歌劇団の文化庁青少年芸術劇場公演「愛の妙薬」で演出家デビュー。
以降、新国立劇場「セビリアの理髪師」「ラ・ボエーム」「おさん」、小劇場オペラ「幸せな間違い」「外套」、東京二期会「仮面舞踏会」、北とぴあ国際音楽祭「オルランド」、サントリー音楽財団創設40周年記念オペラ「パン屋大襲撃」、愛知トリエンナーレ「ホフマン物語」、紀尾井ホールオペラ「オリンピーアデ」、日生劇場オペラ「アイナダマール」(日本初演)「セビリアの理髪師」、びわ湖ホール、二期会、神奈川県民共同制作「トゥーランドット」「アイーダ」「オテロ」、藤原歌劇団「イル・カンピエッロ」「仮面舞踏会」「ファルスタッフ」「愛の妙薬」「ノルマ」、「ラ・トラヴィアータ」、日生劇場ファミリーフェスティヴァル「アラジンと魔法のランプ」等日本各地で様々な作品を手がける。

海外では03年サッサリのヴェルディ劇場「アンドレア・シェニエ」でイタリア・デビュー。
10年の愛知トリエンナーレの為に演出した「ホフマン物語」がスロベニア国立マリボール歌劇場へ招聘公演され、その後再び東京二期会によって版を変えての再演という経緯をたどる、観客を魅了した秀逸な作品であった。
11年にサッサリで演出した「エルナーニ」では、辛口のイタリアオペラ界批評家陣から熱狂的な賛辞を送られ、低迷するイタリアオペラ界への強烈な揶揄の一文を書かせる事になった。

印象的かつスタイリッシュな舞台を繰り広げながら、そのベースに終始一本の絹糸が通っているかの様に細やかな人物像を描きあげる手法は「まるでオペラを観ながら心理劇的な演劇を見ている」かのような錯覚を観客に抱かせる一方、「アイナダマール」で見せた、舞台に鋭利な刃物を突き刺すかのようなエネルギッシュな演出を手がけるなど、その抜群のセンスは国際的にも評価が高い。

11年度エクソンモービル音楽賞奨励賞受賞。新国立劇場オペラ研修所演出主任講師。日生劇場芸術参与。

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