音楽・バレエ教室
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ICT教育の推進

※ICT : Information and Communication Technology (情報通信技術) の略。
通信技術を活用したコミュニケーションを指します。

入学者全員にタブレット端末を配付

2022年度入学者から全員にタブレット端末を配付し、授業やレッスンのオンライン受講も想定した学修環境および教育体制を整備しています。

電子教科書の採用

総合ソルフェージュの電子教科書(2021年度版)より

総合ソルフェージュの電子教科書(2021年度版)より

ソルフェージュ科目のうち、総合ソルフェージュでは本学が開発した電子教科書を2015年度より採用。学生アカウントに共有することで予習用・授業用教材の配付からオンライン受講まで対応しています。

デジタル楽譜サービス 「Henle Library Campus Edition」および「nkoda」の導入について

昭和音楽大学は、コロナ禍でも学びを継続できる学修環境を構築するために、1月からデジタル楽譜サービス「Henle Library Campus Edition」を導入しました。続いて、nkoda社の提供するデジタル楽譜サービス「nkoda」の2月からの本格導入に向けて、現在、一部の教職員およびライブラリー・サポーターを対象としたトライアルを実施しています。図書館が所蔵している紙媒体の資料と今回導入する電子媒体の資料を同時に利用することで、資料の選択肢が広がり、様々な学修スタイルに対応することができるようになります。

特徴と対象者

  • 「Henle Library Campus Edition」においては、ヘンレ原典版のデジタル版を使用できます。ヘンレ原典版楽譜の使用頻度の高い学科およびコースの学生・教職員を対象とした限定利用となります。
  • 「nkoda」においては、約100社にのぼる出版社の楽譜を閲覧でき、スマートフォン、タブレット、パソコン上での使用が可能です。オーケストラのスコアやパート譜を含む幅広いジャンル・編成の楽譜が閲覧可能で、全ての学生・教職員を対象とした利用を開始します。利用環境は、学生・教職員がいつでも使いたいときに使えるよう、同時アクセス制限なしでの導入になります。

どちらのツールも無料で利用でき、電子楽譜としての様々な機能を備えています。これらを合わせて使用していくことで、さらに充実した学修環境を実現します。

特徴と対象者
特徴と対象者

導入の背景

新型コロナウイルス感染拡大により、それまでの日常が一変し、あらゆる場面において電子化が加速しました。そして、様々なツールを使ううちに、電子化の利便性や有益性を知ることができました。既存の方法だけではなく、新しいツールを素早く取り入れ活用することにより、自ら選択して使いこなす力、多様な学修シーンに柔軟に対応していく力、そして、ICT技術を使ったコミュニケーション力を身に付けることの重要性を強く感じ、それらの力を養うための環境づくりの一環として導入することとなりました。

本学トライアル参加者のアンケートより

本学トライアル参加者のアンケートより
  • とても使いやすかったです。いつどこでもタブレット端末1台でヘンレ版の楽譜を見ることができるのは、やはり便利だと思います。多くの作曲家、編成の楽譜が揃っていたため、外出先でも役に立ちそうです。
  • ピアノトリオなど、パートが複数ある楽譜は持ち運びがとても大変でした。コンパクトに持ち運べるのが良いです。電車の中で立っていても、楽譜をタブレットで見ることができました。
  • 図書館で楽譜を借りる時は自分の知っている作品しか借りません。しかし、電子楽譜なら、ヘンレ版の発売されている楽譜を作曲家別、編成、年代別で探す事ができ、新たなレパートリーが開拓されます。
  • 多くの楽譜を簡単な操作で同時に見ることができます。複数の運指を直ぐに確認でき、アーティキュレーション他、さまざまな事を記入した譜例を共有できます。
  • 綺麗にレイアウトされた状態で、スキャンとは違って画質も良い状態で閲覧できるので、とても見やすく気持ちよく利用できました。ページ移動もワンタップですぐ前後ページに移動できるので、操作性も良かったです。

G. ヘンレ出版 ズィグルン・ヤンツェン博士からのメッセージ

ドイツ、ミュンヘンのG.ヘンレ出版より、皆さまにご挨拶できることをとても光栄に存じます。

日本の音楽家の皆さまには、何世代にもわたり青い表紙の原典版をご愛用頂いています。

5年前、この原典版の新しい形として、iPadやAndroidタブレット端末で使えるデジタル版の「Henle Library」が誕生しました。このアプリは世界中で4万人以上もの音楽家の皆さまにお使い頂いており、利用者の数は増え続けています。

2019年には「Henle Library キャンパス版」が始まりました。音楽教育機関や図書館にライセンスモデルをご提供することで、先生方や学生の皆さまにヘンレ原典版のデジタル版を無料でお使い頂けます。皆さまがそれぞれご自身のアカウントを通じ、楽譜を個人的に使用できることがとても重要です。どこにいてもタブレット端末で自分の楽譜に書き込んだり、書き込みを仲間とシェアしたりできます。

貴大学が「Henle Library キャンパス版」を導入されることに、心よりお祝い申し上げます。ヘンレ社のスタッフ一同、たいへん嬉しく思っています。

貴大学は革新的かつ技術面において進歩的で、際立っています。学生の声に応じ、デジタルメディアを提供なさっています。これでまたひとつ、貴大学で学ぶ理由が増えたのではないでしょうか。

キャンパス版の成功をお祈りいたします。一人でも多くの学生の皆さまが、アプリを活用してユーザー同士で結びつき、意見交換できますように。それはクラシック音楽の理念でもあります。クラシック音楽は私たちの仕事の核であると同時に、世界中で私たちを結びつけてくれる存在です。

皆さまのご多幸を心よりお祈りします。ミュンヘンから心を込めて。

G. ヘンレ出版 営業部長
ズィグルン・ヤンツェン博士

2022年1月11日

訳:大浜陽子

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