19世紀パリを舞台に、夢を糧に自由に生きることに憧れた若き芸術家たちの純愛と青春を描いたプッチーニのオペラ《ラ・ボエーム》は、イタリアオペラを代表する傑作であり、オペラ歌手を目指す世界中の歌手にとって憧れの作品です。しかしイタリアベルカントの作品群とは歌唱や表現のスタイルが異なる19世紀ロマン派イタリアオペラであり、若い歌手にとって修得が難しい作品でもあります。
本学では今秋、この傑作オペラの全体像を知り、キャストとしていかに役に取り組むかを学ぶマスタークラスを開催致します。講師に、本学のオペラ公演の制作スタッフである、マルコ・ガンディーニ先生、ニコラ・パスコフスキ先生、堀岡佐知子先生をお招きし、テアトロ・ジーリオ・ショウワまたは実寸の取れるスタジオを稽古会場として、この素晴らしい作品を集中的に学ぶ貴重な1週間となります。 翌2025年には昭和音楽大学オペラ公演として初めて、《ラ・ボエーム》を総力挙げて上演する予定です。
新たな挑戦となる大学オペラ公演への出演を目指す方、また、この作品を一流の講師陣の下で学びたい方は、ぜひこの機会を有効にご活用ください。
【日 程】 2024年10月15日(火)~21日(月)各日3時間〜6時間の研修予定
(15-18日)南校舎C101/(19-21日)テアトロ・ジーリオ・ショウワ
※ 詳細は「マスタークラス・プログラム(予定)」を参照ください。
【指 導】マルコ・ガンディーニ(演出家/本学客員教授)Marco Gandini, Stage Director
ニコラ・パスコフスキ(指揮者/ノヴァラ・カンテッリ音楽院教授)Nicola Paszkowski, Music Director
堀岡 佐知子(オペラコーチ/本学客員教授)Sachiko Horioka, Opera Coach
【参加方法】
(A) 受講生/初日・2日目に実施す るセレクションを通過した方(各役とも複数名予定)は、マスタークラスの中で、キャストとして実演しながら受講してもらいます。(選外者は聴講生として参加可能) 原則として全日程に参加すること。「成果発表」の出演者はマスタークラスの期間中に決定の予定。
(B) 聴講生/マスタークラスの全日程を聴講可能です。(但し、聴講可能な時間枠はスケジュールを確認してください。)
※ (A)受講生・(B)聴講生それぞれの応募資格、参加料、申込方法は以下をご参照ください。